第４４話　研修生がやってきた！！		2000/12/25(MON)
今月の初めに電話でオープンディスクの申込みを受けました。　オープンディスクとは、学生が休みを利用して設計事務所の体験（勉強）をさせてもらうためのものです。　勉強といっても設計事務所側で親切に指導するわけでもありませんが、学生がに短い間にどれだけのものを自分に詰め込んで帰れるのか？大事なことです。 　とりわけそんな制度をとっているわけでもない、小さな私の事務所に大学３年生のM君がやってきました。ちょうど、Ｏ邸やＳ邸の引渡しを終えたばかりで時間の余裕があったので、町内にある私の設計した住宅を見て回りました。そして事務所では、中身は思う存分見てもいいことにして過去の図面の整理をしてもらいました。彼の感想はひとつの物件に必要な図面の量をやや驚いていたようです。 　私が驚いたことは、切妻の屋根・・・の「きりづま」という言葉を知らない。。。ということでした。　従って、木造のカリキュラムもあまりないとか。。。考えてみれば私も初めての矩計図（かなばかりず）に１週間ほどかかったのを、思い出してしまいました。 　新しい年をもうすぐ迎えますが、私も学生の貪欲な吸収力を見習って、新たな気持ちで設計活動を続けていきたいと心に誓うのでした。
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