2-009　家づくり始めの一歩		2002.07.07(sun)
●なぜ家を建てるのか？
最初にこの疑問にしっかりと答えられるだけの家族会議があるべきと考えています。 家づくりは楽しいことも辛いこともあります、普段の生活では考えられないくらいのお金が動いたり、仮住まいなど環境が変わることもしばしばです。ですから、しっかりと家づくりの土台を作って欲しいと思います。
●どんな暮らしをするのか？
新しい家での暮らしをできるだけたくさん話し合って欲しいと思います。 たとえば、庭で野菜を収穫して、サラダにして食べる。。。とか、 天気がよければ屋根の上で本を読む。。。とか、 風呂上りにパンツ一丁でビールが飲みたい。。。など、きっと考えたら きりがないくらいあるかもしれません。 建物の性能については要求はしっかりしているのですが、 この自分達の生活シーンをシュミレーションしている建て主さんは意外と少ないものです。 建物の性能はお金で買えますが、自分達の生活は簡単に手に入りません。
●どんな家を建てるか？
住宅のことを考えるようになると自然に住宅に目が行く ようになります。 通勤の途中や買い物の合間などで目に止まった建物をメモしておきましょう。最近はインター ネットでもかなりの情報を得ることもできるようになっています。あるいは住宅建築勉強会や住宅フェアに参加してみることもいいですし、少しづつ、住宅の知識（値段や性能）を蓄えて欲しいと思います。
●だれに依頼するのか？
一番大事なのは、設計をしっかりとすることです！ どんな場合でも基本は同じです。 　　●住宅展示場に行ったのがきっかけで、ハウスメーカーにお願いする場合 　　●知り合いの大工さんにすべてお任せする場合 　　●友人から紹介を受けた設計事務所に依頼する場合 　私のところでは、最初に私が設計した住宅を見てもらいます。このことで、かなりの部分の合 意が得られる思っています。　そのときに、お互いの相性のことも話しています。どうしても 肌が合わないときは、躊躇しないで中止しましょう！と話します。最初から乱暴な言い方かも しれませんが、十分な信頼関係が結べないといい設計もできないと考えているからです
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