第 9話 1年後検査にて 1998/12/19(SAT)
 
 昨年引き渡しした住宅の1年後検査に出かけてきました。
この1年後検査は竣工してから1年後にその建物の健康診断をしようというものです。 久しぶりに訪れたその住宅は、とてもきれいに掃除されていて建て主の暖かい気持ちが伝わってくるようでした。 一通り建物を見回って、数カ所の建具の調整とお風呂のスノコの加工を施工者にお願いしました。 それと、北側の軒先に雪が落ちないように、落雪防止ネットを取り付けることにしました。 竣工した当時は空き地だった北側に新しく住宅が出来て、その建て主さんと相談して決めました。 1年経過すると建物は一通り季節を経験するわけです。その経過の中で建物の不具合が出て参ります、それを1年後検査で調整したり、交換したりと不具合を直すようにしています。無償なものや有償になるものなど、建て主と話し合って建物の健康を維持していくのです。
 なかには、建て主に建物のメンテナンスをお願いする場合もありますし、施工者に無償で作り直す場合もあります。 毎日暮らす住宅ですので、建物の健康も無視できません。 定期健康診断も必用と考えています。
 
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